LinkedIn(リンクトイン)に求人掲載するには?掲載のメリットと掲載方法

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LinkedIn(リンクトイン)の求人掲載をご存知でしょうか?

もうすでに利用している、逆に掲載されていた求人から転職した、という方もいるでしょう。

なんとアメリカの転職ではおよそ2割の人がLinkedIn(リンクトイン)経由だといわれています。

日本でもLinkedIn(リンクトイン)を利用した採用事例の話を耳にすることが増えてきました。

 

LinkedIn(リンクトイン)への求人掲載の方法、LinkedIn(リンクトイン)への掲載のメリットや掲載するうえでのポイントを紹介します。

 

LinkedIn(リンクトイン)への求人掲載や採用活動は今後増える!?

LinkedIn(リンクトイン)とは、アメリカ生まれの実名登録型SNSです。

同じく実名登録型SNSであるFacebookと大きく異なる点は、登録情報や利用目的がビジネス面に絞られている点です。

同僚やクライアント、パートナー企業の担当者などと繋がったり、関心のある企業をフォローして情報を受け取ったり、転職活動、採用活動に利用したり、仕事やキャリア形成において役立つサービスです。

 

LinkedIn(リンクトイン)では、求人を掲載することができ、ユーザーはその掲載案件に応募することができます

人事・採用担当者にとってLinkedIn(リンクトイン)は採用候補者を探すツールであり、1ユーザーにとっては転職をするためのツールと言えるのです。

転職大国と呼ばれるアメリカでは、転職の約2割がLinkedIn(リンクトイン)を利用しての転職と言われています。

かつて終身雇用が当たり前だった日本ですが、最近では「転職して当たり前」という声が聞こえるようになってきました。

厚生労働省の雇用動向調査結果でも、5年の間に20代の転職入職率が高くなっていることが分かります。

 

《転職入職率の変化》

20~24歳

男性:13.7% → 14.9%(+1.2)

女性:14.7% → 15.0%(+0.3)

 

25~29歳

男性:12.2% → 13.6%(+1.4)

女性:14.0% → 18.1%(+4.1)

平成23年雇用動向調査結果平成28年雇用動向調査結果より)

 

日本が今よりさらに「転職するのが当たり前」という状況になった場合、LinkedIn(リンクトイン)のような転職活動で利用できるサービスの需要が高まると考えられます。

転職可能性の高い登録ユーザーが増えれば、自ずと企業の人事・採用担当側での活用も増えていくでしょう。

求人をLinkedIn(リンクトイン)に掲載する企業や掲載求人数が増加することで、よりLinkedIn(リンクトイン)内の採用活動や転職活動が活発になると考えられます。

日本ではすでに、楽天ディー・エヌ・エーなどのIT企業だけでなく、パナソニック東洋エンジニアリングなどのメーカーやエンジニアリング会社までもが、LinkedIn(リンクトイン)に求人を掲載して採用活動を始めています。

「LinkedIn(リンクトイン)を使いこなす力」が、これからの人事・採用担当に求められるスキルになるかもしれません

 

LinkedIn(リンクトイン)に掲載するメリット

LinkedIn(リンクトイン)がアメリカの転職市場でメジャーなサービスであること、日本の有名企業もすでに使い始めていることをお伝えしました。

では、なぜLinkedIn(リンクトイン)は企業の採用活動において、これほどまでに利用されるようになったのか、LinkedIn(リンクトイン)に掲載するメリットについてご紹介したいと思います。

 

LinkedIn(リンクトイン)に掲載するメリット1:転職可能性のあるユーザーが多い

LinkedIn(リンクトイン)は世界200カ国、登録ユーザー5億人を超える規模のネットワークです。

自国だけでなく、海外の人材の採用にも利用できます

 

LinkedIn(リンクトイン)の調査により、登録ユーザーのうち転職に積極的な転職顕在層は20%程度ですが、転職潜在層80%のうち、64%は転職の機会があれば話を聞くことが分かっています。

つまり登録ユーザー5億人の約71%、3億5,500万人の転職可能性のあるユーザーを抱えたサービスであるため、豊富な採用候補者の中から求める人材像と合致する人物を探すことができます

採用活動を成功に導くためには、求人情報を転職可能性のあるユーザーを多く抱えるLinkedIn(リンクトイン)に掲載するべきです。

 

LinkedIn(リンクトイン)に掲載するメリット2:採用に至りやすいユーザーを見つけやすい

転職や仕事での付き合いを目的にLinkedIn(リンクトイン)を利用するユーザーが多いため、登録されているキャリア情報は基本的に正確なものです。

業種や役職、今までの職歴や学歴、仕事上でのスキルなどが詳しく登録されています。

また転職に関心がある場合は、ユーザー自ら「関心あり」のシグナルを発してくれます

 

さらにLinkedIn(リンクトイン)では登録ユーザーのキャリア情報だけでなく、ユーザー同士のつながりも確認することができます。

自社の社員とつながっているユーザーは、つながっていないユーザーより46%高くリクルーターからのオファーに返信することが分かっています。

また、求人情報や採用ブランドに接触したことのあるユーザーは2倍の確率で返信します。

これらのユーザーに対して採用アプローチをとった企業は、75%以上多く採用に成功しています。

 

このようにLinkedIn(リンクトイン)は採用に至りやすいユーザーを見つけやすく、効率的に採用候補者にアプローチすることができます

その他の求人媒体に掲載するよりも、より効率よく採用候補者を見つけやすくなりますね。

 

LinkedIn(リンクトイン)に掲載するメリット3:ダイレクト・ソーシング(ダイレクト・リクルーティング)に適している

日本を含む世界で広がっている採用手法『ダイレクト・ソーシング(日本ではダイレクト・リクルーティングと呼ばれる)』にLinkedIn(リンクトイン)は適しています

ダイレクト・ソーシングは、人材紹介会社や求人サイトなど第三者を通さずに、企業自ら候補者にアプローチする採用手法です。

直接採用することで、コスト削減や、第三者を通したときの希望する人材像とのズレを減らすことができます。

 

また、転職潜在層は転職サイトなどに登録しませんので、その中で優秀な人材を獲得するには、自ら潜在層に接触しなければなりません。

求人を出して待っていればいい『守りの採用』ではなく、積極的に採用アプローチを行う『攻めの採用』へのシフトチェンジが求められています。

 

LinkedIn(リンクトイン)では、サービス内で候補者あてにオファーメールを簡単に送ることができます

また企業ページを作成して、ブランディングや求人情報を掲載することができ、ユーザーは興味のある企業のページをフォローできます。

 

人事・採用担当者とユーザーを密接に結びつけるLinkedIn(リンクトイン)のつくり自体がダイレクト・ソーシングや攻めの採用と相性が良く、時代の流れも相まって採用の現場にLinkedIn(リンクトイン)が浸透するようになってきたのです。

ダイレクトソーシングによる採用活動を行う企業ほど、LinkedIn(リンクトイン)への求人掲載が進んでいます。

 

LinkedIn(リンクトイン)への求人掲載の流れ

それではLinkedIn(リンクトイン)への求人掲載の流れについてご説明します。

 

まずLinkedIn(リンクトイン)のアカウントにログインし、画面右上のメニューから『Recruiter』をクリックしましょう。

Recruiterページに遷移しますので、画面上部中央の『JOBS』をクリックし、『Post a Job』を選択します。

まずは会社名、職種、場所を記載します。

『Next』をクリックすると、詳細記入のページに遷移します。

詳細のページでは、

 

  • 職種
  • 業界
  • ポジションの内容
  • 会社説明
  • 求めるスキル
  • 応募方法の指定(Eメール or サイトURL)
  • 採用担当者への通知の有無
  • Job Tracking(※日本では無視)

 

を記載します。

記載後、一番下の『Post a job』を押して完了です。

LinkedIn(リンクトイン)での求人掲載の方法は、一度手順が分かれば簡単ですね。

画面の説明が英語であるため、初めての方は戸惑うかもしれませんが、以上のキャプチャを参考に、求人掲載を進めてみてください。

 

求人情報を投稿すると、企業ページに掲載されます。

例としてGoogle社のページを見てみましょう。

『最近掲載された求人』に投稿した求人情報が掲載されていますね。

ユーザーは気になる求人をクリックすると、詳細ページにて求人内容を確認し、応募することができます。

この求人掲載に掛かる費用については、『LinkedIn(リンクトイン)の料金の仕組みは?他求人媒体との違いとは?』でまとめました。

LinkedIn(リンクトイン)以外の求人掲載ができる媒体とも比較していますので、料金面でLinkedIn(リンクトイン)を比較検討されたい場合はこちらを参考にしていただければと思います。

 

また企業ページのフィード部分にも求人の投稿が表示され、該当の投稿の右上『・・・』マークを押して『広告』を選択すると、掲載した求人情報を利用して求人広告を配信することもできます。

LinkedIn広告(リンクトイン広告)を用いて求人広告を配信すると、求人の露出が増え、転職潜在層にまでアプローチすることができます。

LinkedIn広告(リンクトイン広告)については、『LinkedIn広告(リンクトイン広告)とは?ダイレクト・ソーシング時代の“必須”採用媒体』をご覧ください。

 

LinkedIn(リンクトイン)に掲載する際のポイント

LinkedIn(リンクトイン)への求人掲載の方法が分かったところで、掲載する際のポイントを紹介したいと思います。

 

求人情報の詳細は具体的に

求人情報の詳細は、他の求人媒体と同様、具体的に記載しましょう。

「何をする仕事か」「どのようなスキルが必要か」「採用候補者にとって魅力となる自社の特徴・強み」など、明確に記載すべきです。

求人情報の詳細ページでは他社の類似求人がレコメンドされますので、記載内容が劣っていると他社に候補者をとられてしまうかもしれません。

他社の類似の職種と比べて何が違うのか、分かりやすく記載するといいでしょう。

 

もし求人を掲載して一向に応募がない場合は、記載内容を見直してみましょう。

内容を変更する前後での閲覧数や応募数の比較をして、よりユーザーの反応のよい詳細の書き方を見つけてみてください。

 

会社ページでの情報発信も並行して行う

LinkedIn(リンクトイン)に投稿した求人情報は、各社の会社ページに掲載されます。

よって求人情報を見るユーザーは同時に会社ページも見ていることになります

また、LinkedIn(リンクトイン)内に掲載された求人に興味を持った場合、まずはLinkedIn(リンクトイン)内でその企業について調べるでしょう。

 

会社ページでは求人情報以外に会社紹介文や投稿ができます。

「自社が何をしているのか」という最新情報だけでなく、企業文化が伝わる投稿をしておきましょう

また有償ですが、社員ブログやフォトギャラリーなどを追加できるオプションもあります。

就職先を選ぶ理由に『人』や『雰囲気』を挙げる人は多いですよね。

採用後のミスマッチが起きないように、業務内容は求人情報で、企業文化は会社ページの投稿で候補者に伝えていくようにしましょう。

自社の魅力が伝わるよう、積極的にLinkedIn(リンクトイン)で情報を発信することがポイントです。

 

海外の人材を集める場合は言語に気をつける

海外の人材を集める場合があると思います。

その際は、きちんと伝わるように、ターゲットの使用言語に詳しい人に求人情報を翻訳してもらいましょう。

日本語で使われている横文字が、実は和製英語でまったく通じないということもあります。

 

LinkedIn(リンクトイン)の求人掲載に困ったら

LinkedIn(リンクトイン)への求人掲載の方法、掲載する際のポイントを紹介しました。

「楽勝だ」という方もいるでしょうし、「不安だな」という方もいるでしょう。

もし求人掲載の方法がよく分からなかったり、掲載後、応募がなかったりする場合は、LinkedIn(リンクトイン)のプロに聞いてみるといいでしょう

 

採用全体のコンサルティングを行っている企業や、広告については広告代理店などが、LinkedIn(リンクトイン)に関する相談を受け付けています。

 

日本で唯一LinkedIn(リンクトイン)の正規代理店として認定されているダイレクトソーシング社や、海外販路開拓支援や越境ECの支援を行っているジャパンコンサルティング社がいます。

 

ダイレクトソーシング社

LinkedIn(リンクトイン)が採用ブランディングや採用候補者の検索能力の高さを認めた資格『LinkedInリクルーター資格』の保持者が、採用をトータル支援してくれます

現在日本にある正規代理店はダイレクトソーシング社のみですので、LinkedIn(リンクトイン)を活用した採用活動なら、こちらの会社に問い合わせてみるといいでしょう。

 

>>LinkedInに関する問い合わせはこちら<<

 

 

ジャパンコンサルティング社

LinkedIn(リンクトイン)はビジネス特化型のSNSですので、BtoB商品の広告掲載にも適しています。

とくに、海外ユーザーが多くいることから、海外向けのBtoB企業にとってターゲットにアプローチしやすい広告掲載場所です。

ジャパンコンサルティング社は海外販路の開拓や越境ECについてのノウハウを持っています。

商品やサービスの広告を掲載したい場合は、こちらの会社に相談してみましょう。

 

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☞ LinkedIn早わかりガイド

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