
LinkedIn(リンクトイン)の運用代行を請け負う会社があるのをご存知ですか?
自社内の限られたリソースを割いて運用しなくても、LinkedIn(リンクトイン)の運用代行を利用すれば、スピードをもって採用活動を進めることができます。
しかし自社で進めるのと運用代行に任せるのでは、結局どちらがいいのでしょうか?
その判断のためにも、LinkedIn(リンクトイン)の運用代行を利用するメリット・デメリット、運用代行先の選び方について整理してみました。
記事を読んでいる時間がない・・・・・・!
そんな方にはLinkedIn(リンクトイン)早わかりガイドがおすすめ!
目次
LinkedIn(リンクトイン)は採用活動に最適なビジネスSNS
LinkedIn(リンクトイン)とは
LinkedIn(リンクトイン)とは、アメリカ生まれのビジネス専用SNSです。
Facebookでは、家族や恋人、知人、仕事上のつながりのある人と分け隔てなく繋がっている人はいませんか?
しかしそのように誰とでも1つのSNSで繋がると、投稿内容に気を遣い、プライベートな内容が投稿しづらくなることも。
一方、LinkedIn(リンクトイン)ならビジネス上つながりのある上司や同僚、クライアントとのみ繋がるため、投稿内容は仕事に関わる投稿のみに絞ることができます。
Facebookはプライベートな関わりのある人だけと繋がれば、気兼ねなくプライベートな内容を投稿できますよね。
このように、繋がる相手や用途に応じてSNSを使い分ける時代です。
日本でのLinkedIn(リンクトイン)の利用率はまだまだ低いのですが、アメリカを始め海外ではLinkedIn(リンクトイン)を使うのが当たり前になってきています。
アメリカでは3億2,310万人の人口に対して、LinkedIn(リンクトイン)の登録ユーザーは1億3,800万人。
人口の約43%がLinkedIn(リンクトイン)に登録しているのです。
就業年齢ではない人口を抜けば、さらに利用率が高いことが分かるでしょう。
一方、日本では1億2,700万人に対して、LinkedIn(リンクトイン)の登録ユーザーは190万人で、人口の約1.5%しかいません。
日本では、ITツールや新サービスに対する関心の強い層を中心に利用されていますが、まだまだ一般的にはなっていないのが現状です。
しかし今、日本企業ではこのLinkedIn(リンクトイン)を使った採用活動に注目が集まっています。
なぜならグローバル化が進み、人種を問わず優秀な人材を確保したい企業にとって、LinkedIn(リンクトイン)は採用候補者を見つけるのに最適なツールだからです。
LinkedIn(リンクトイン)が採用活動に最適な理由
なぜLinkedIn(リンクトイン)が採用活動において候補者を見るけるのに最適なツールなのかというと、国内採用/海外採用において下記の理由があります。
【国内採用】
- 利用している人が少ないが、ITや最新ツールに関心の高い優秀な人材が中心であり質が良い
【海外採用】
- 「利用するのが当たり前」と言われるほど普及しており、ユーザー数が多数
- 日本国内にいながら、海外の人材に接触し、採用することができる
【全体を共通して】
- 転職顕在層だけでなく、従来接触できなかった転職潜在層にアプローチできる
- 企業の人事・採用担当者自ら交渉、採用することで事業内容や魅力について伝わりやすい
- 人材紹介会社や求人サイトを利用せずに採用することで、コスト削減
- 採用候補者との接触開始から採用までのスピード向上
- 長期的な関係構築により、優秀な人材をプールさせることができる
LinkedIn(リンクトイン)を使うことで、採用活動の効率化が可能であることが主な理由のようです。
特に、転職潜在層にアプローチできる点は多くの企業に評価されています。
転職市場になかなか出てこない優秀な人材も、LinkedIn(リンクトイン)を活用すれば獲得することができます。
ただ1つ心配なことが、LinkedIn(リンクトイン)を“活用”できるのか、という点です。
日本では利用率が低く、SNS等のITツールに自信のない方はとくに不安なのではないでしょうか?
その不安に応えてくれるのが、LinkedIn(リンクトイン)の運用代行サービスです。
LinkedIn(リンクトイン)運用代行を利用するメリット
LinkedIn(リンクトイン)の運用代行を利用して採用活動を行うメリットとして、以下の3点が挙げられます。
運用に掛かる時間や労力を削減できる
まず1つ目に、LinkedIn(リンクトイン)を運用する際に掛かる時間や労力を削減できる点があります。
人事・採用担当者はLinkedIn(リンクトイン)を使った採用活動だけをしていればいいわけではありません。
他の採用チャネルの調整や社内の人員管理、面接など、すべき業務は他にも多く、慣れない新しいツールの専門知識や運用スキルを身につけるには時間が足りません。
LinkedIn(リンクトイン)の運用代行を利用することで、他の業務を進める裏で、同時にLinkedIn(リンクトイン)を使った採用活動を進めることができます。
LinkedIn(リンクトイン)運用のプロから意見をもらえる
LinkdeIn(リンクトイン)で採用活動をするなら、LinkedIn(リンクトイン)に対する知識やスキルはもちろん、ダイレクトソーシングに対する知識やスキルも必要です。
ダイレクトソーシングは、企業が第三者を介さずに採用候補者を集める採用手法です。
日本では採用に至るまでの過程も含めて、ダイレクトリクルーティングと呼ばれることが多いですね。
LinkedIn(リンクトイン)を用いた採用活動は、企業の人事・採用担当者が直接、採用候補者に接触するダイレクトソーシングに当てはまります。
よってLinkedIn(リンクトイン)とダイレクトソーシングに対する知識やスキルが必要になるのです。
この両者を持っているのがLinkedIn(リンクトイン)の運用代行会社です。
運用代行会社は、今まで運用してきた実績や事例も持っています。
採用活動やLinkedIn(リンクトイン)を導入した背景は企業によって様々で、すぐに手をつけ始めるべき施策も異なります。
あなたの企業の場合、何をすべきか、何から始めるべきか、道を示してくれるのがLinkedIn(リンクトイン)の運用代行を利用するメリットです。
成果を出すまでの時間を短縮できる
前述したように、LinkedIn(リンクトイン)を使った採用活動には知識とスキルが必要です。
自社でこの知識とスキルを身につけようと思ったら、長い時間が掛かります。
知識とスキルを身につけるために時間が掛かれば、成果を出すのにも同じく時間が掛かります。
一方、運用代行企業はすでに知識とスキルを身につけているため、採用の成果を出すまでの時間を短縮することができます。
レベル1のキャラクターを育てながらゲームを進めるよりも、最初からレベル最大のキャラクターを使って進めたほうが、攻略までの時間がはやく済むのと同じです。
ゲームでは少々卑怯な手のような気もしますが、採用活動にルールはありません(※人としての倫理、国の法律などは守りましょう)。
より速く、より効率的に採用活動を進めたいのであれば、LinkedIn(リンクトイン)の運用代行の利用を検討してみましょう。
LinkedIn(リンクトイン)運用代行を利用するデメリット
LinkedIn(リンクトイン)の運用代行のメリットをご紹介しましたが、逆にデメリットもあります。
運用代行の担当者とのやり取りが必要
社内でLinkedIn(リンクトイン)を運用していれば、新しく「ああしたい、こうしたい」というものが出てきてもすぐに対応しやすいです。
一方、運用代行を利用すると、社外の人間に運用してもらうわけですから、連絡をとるための時間ロスが発生します。
すぐにつかまる運用担当者であればいいのですが、連絡してもなかなかつかまらない担当者では対応スピードに遅れが出ます。
また、LinkedIn(リンクトイン)では会社を紹介する会社ページを作成することで採用ブランディングができるのですが、社内の広報担当と連携をとらなければならないこともあるでしょう。
そのような場合、間に人事・採用担当者が入るか、運用代行業者と広報担当者を直接つなげなくてはいけません。
社内で完結しないため、少しのコミュニケーションミスが全体の失敗に繋がるおそれがあります。
運用代行費が掛かる
運用代行ですから、もちろんその分の費用が掛かります。
社内にLinkedIn(リンクトイン)専任の担当者をつける場合の費用対効果と、LinkedIn(リンクトイン)の運用代行を頼んだ場合の費用対効果を比較して検討してみましょう。
掛ける費用に対して十分な成果が得られるのであれば、お金を使ってでもLinkedIn(リンクトイン)の運用代行を利用する価値はあります。
ただし、依頼に対してまったく聞く耳をもたなかったり、やるべきことをやっていなかったりなど、成果を出してくれない運用代行会社の場合は、他の代行企業に乗り換えるか、自社運用を試してみるかを検討するべきです。
まかせっきりではなく、常に費用対効果を考えて運用代行を依頼しましょう。
自社内で運用ノウハウ・スキルを蓄積しづらい
いつかは社内で運用したい、と考えている人事・採用担当者や経営者の方もいるかと思います。
しかし運用代行企業にLinkedIn(リンクトイン)のすべてを任せていると、いつまでたっても自社内に運用ノウハウやスキルが貯まりません。
もし内製化を検討している場合は、運用代行に依頼しながら自社内でもLinkedIn(リンクトイン)への理解を深め、代行企業に積極的に質問をぶつけて知識を蓄えていきましょう。
LinkedIn(リンクトイン)の運用代行先の選び方
それでは、LinkedIn(リンクトイン)の運用代行先を選ぶには、どのような点に気をつけるべきなのでしょうか?
できればメリットはそのままに、デメリットは少なくしたいですよね。
LinkedIn(リンクトイン)の運用代行先を検討する場合は、次の3つのポイントを確認してみましょう。
LinkedIn(リンクトイン)の正規代理店であるか
まず1つ目がLinkedIn(リンクトイン)の正規代理店であるか、という点です。
正規代理店であれば、LinkedIn(リンクトイン)と直接繋がっているため、最新情報への対応もはやく、また担当者がLinkedIn社主催のセミナーを受けており、確かな知識に基づく運用を行ってくれる可能性が高いです。
“正規代理店”は、要するにLinkedIn社からのお墨付きといえます。
ただし、日本ではLinkedIn(リンクトイン)正規代理店は現在1社のみですので、複数の正規代理店の中から1社を選ぶ、ということができないのが難点ではあります。
▼LinkedIn(リンクトイン)正規代理店『ダイレクトソーシング社』
公式資格『LinkedInリクルーター認定資格』保持者がいるか
『LinkedInリクルーター認定資格』は、LinkedIn(リンクトイン)を用いた採用ブランディングや、候補者検索の能力の高さが認められた人にのみ与えられる資格です。
資格保持をしている人が担当してくれるのか、保持していない人が担当するものの社内には保持者がいるか、それともまったく資格保持者はいないのか、によって運用の質が変わります。
運用代行会社を複数比較する際に、忘れずに確認しておきましょう。
運用担当者が信頼できる人物か
最終的には運用担当者を見て決めましょう。
なぜなら「人対人」で運用を進めるからです。
連絡や対応が遅いのはもちろん、運用内容や結果に対して偽るような人物に、自社の大切な採用活動の一端を担わせるわけにはいきません。
具体的には、代行先検討の時点で返信は遅くないか、運用開始後、結果の詳細を包み隠さずにレポーティングしてくれるか、という点を確認しておきましょう。
レポートに関してはサンプルを用意している場合がありますので、サンプルを見せてもらい、他に欲しい項目があればカスタマイズ可能かを確認しておくといいでしょう。
人の勘、というものは意外と侮れないものです。
「この担当者、なんだか嫌だなあ」と感じたら、担当者を変えられないか交渉するのもありだと思います。
安心して任せられる運用担当者を見つけましょう。
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