LinkedIn広告(リンクトイン広告)の料金はどんな仕組み?高いのか安いのか?

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LinkedIn広告(リンクトイン広告)は広告を目にするユーザー、つまり広告ターゲットを絞りやすく、かつ、企業の採用活動にもBtoB商品やサービスの宣伝にも利用できる広告です。

となると、気になるのはその料金ではないでしょうか?

しかし広告の種類も複数あり、それによって料金体系も変わってくるようです。

 

今回はLinkedIn広告(リンクトイン広告)の料金について、課金形式や類似広告との比較など調べた結果をまとめてみました。

 

※本記事ではLinkedIn(リンクトイン)広告に関する料金の概要についてご紹介しています。LinkedIn広告を含め、LinkedIn法人向けサービスの料金詳細については、国や地域によって異なりますので代理店やLinkedIn社にお問い合わせください。

>>LinkedIn法人サービスの料金を調べる<<

 

LinkedIn広告(リンクトイン広告)とは

LinkedIn広告(リンクトイン広告)の料金について述べていきたいと思いますが、

 

「そもそもLinkedIn(リンクトイン)とは?」

「その広告とは?」

 

という方に向けて簡単に紹介したいと思います。

LinkedIn(リンクトイン)とは

LinkedIn(リンクトイン)とは、ビジネス目的での利用を前提とされているSNSです。

Facebookで繋がる相手が、クライアントや上司、同僚などのビジネス上の繋がりに限定されたものをイメージしていただければ近いと思います。

FacebookのFacebookページのように、各企業専用の会社ページをフォローしたり、ユーザー同士でフォローし合ったりすることで、ホーム画面のフィードに投稿が流れてきます。

「どこどこの会社が新しいサービスを出した」や「だれだれが転職した」など、仕事や仕事に関する付き合いの情報を、すべてLinkedIn(リンクトイン)内で収集することができます。

 

仕事の繋がりはLinkedIn(リンクトイン)、プライベートはFacebookと分けることで、投稿内容に気を遣う必要がなく、海外では用途別に使い分けることが進んでいます。

特にLinkedIn(リンクトイン)の開発されたアメリカでは、人口の約40%、さらに仕事をしている年齢層に限定すれば60%以上がLinkedIn(リンクトイン)のアカウントを持っています。

世界5億人を超えるユーザーがおり、今も1秒間に2人のユーザーが増える勢いを持っています。

一方で日本では進出が遅れたり、その間にビジネス面での繋がりもFacebookで済ませる人が多かったため、あまりLinkedIn(リンクトイン)は流行らず、日本のユーザーは190万人を超えるくらいで、人口の数%にしかいません。

しかし新しいものに対する抵抗感のない人やIT系の仕事に携わる人、コンサルタント、海外の企業や人とやり取りの多い人などを中心したユーザー層で、いわゆる“ハイクラス人材”と呼ばれるような優秀な人が多いという特徴があります。

 

以上のような特徴から、優秀な人材を獲得するための採用活動にLinkedIn(リンクトイン)を使ったり、BtoBサービスの宣伝をしたりする企業が増えてきています

LinkedIn社自体もそのようなニーズに合わせた機能をつくり、対企業にアピールしています。

例えば、採用活動では会社ページに求人を掲載できます。

また、会社ページは有償機能のキャリアページを使うことで、自社の文化や商品を詳しく紹介できるページを作成することができ、企業ブランディングに利用することができます。

 

しかし、それらの機能は自発的に情報を集めにくるユーザーの目にしか入らないという欠点があります。

会社ページでしか露出ができないからです。

さらに多くの人に求人やサービス、自社を認知させたい、特にまだ知らない人に向けてアピールしたい場合に利用できるのが、LinkedIn広告(リンクトイン広告)です。

 

LinkedIn広告(リンクトイン広告)とは

LinkedIn広告(リンクトイン広告)とは、その名もずばりLinkedIn(リンクトイン)に掲載できる広告ですが、2つの強みを持っています。

まず1点目が露出量の獲得です。

会社ページにいくら求人やサービスについての投稿をしても、それを見てくれるのは自発的に見に来てくれるユーザーだけです。

そのため世界的に広く認知され、多くの人が興味関心を持っている企業であれば、見に来てくれるユーザーも多いでしょう。

しかしそうではない企業が大多数でしょう。

LinkedIn広告(リンクトイン広告)を使うことで、ユーザーのホーム画面やフィード、LinkedIn(リンクトイン)から送られてくるメール内に広告を表示させることができます。

ホーム画面のフィードには、繋がっているユーザーやフォローしている企業の投稿が流れてくるため、ユーザーは情報収集のために目にいれることが多いです。

その投稿の中にLinkedIn(リンクトイン)広告が表示されるのです。

そのため会社ページに来てもらわなくても、広告を通じて自社の求人やサービスをアピールすることができ、より多くの人に接触することができるのです。

また2点目の強みは、広告ターゲティングの正確さです。

LinkedIn(リンクトイン)はビジネス用の実名登録型のSNSです。

そのため基本的に嘘の情報を登録する理由がありません。

もし嘘の情報を登録して、クライアントや上司に見られたとしたら・・・・・・、リスクしかありませんよね。

LinkedIn(リンクトイン)には履歴書に書くような、学歴、職歴、資格などのビジネスに関連のある情報のみを登録しますので、それらの正確な情報が5億人分集まっているデータベースとも言えるのです。

登録情報を元に、例えば人事向けのサービスの広告を人事に携わるユーザーに向けて配信したり、電機メーカー向けの商品を電機メーカー勤務のユーザーに向けて配信したりすることができるのです。

 

ビジネスに特化した大型プラットフォームであるため、他に類を見ない広告をLinkedIn(リンクトイン)上で配信することができます。

しかしここで気になるのがLinkedIn広告(リンクトイン広告)の料金ですよね。

LinkedIn広告(リンクトイン)広告にはいくつか種類がありますので、それぞれどのような料金なのか、課金形式なのか、次で紹介していきたいと思います。

 

LinkedIn広告(リンクトイン広告)の課金形式

LinkedIn広告(リンクトイン広告)では、広告主、つまり広告を配信したい企業側で予算や課金形式を指定することができます

広告主が指定できるため、想定よりも莫大な広告費が掛かってしまうことは基本的にありません。

無理のない範囲で広告掲載が可能です。

 

まず日額予算と全体予算を指定についてです。

日額予算は1日あたりの予算上限ですので、この金額に達するとその日の広告を配信は終了します。

なお、あくまでも目安予算ですので平均で1日予算に合うように調整されることがあることは頭に入れておきましょう。

また全体予算はキャンペーンの配信期間中の予算です。

全体予算の上限に達した場合、予定よりも早くに配信が終了することがあります。

日額予算も全体予算も、最低10ドルから指定ができます。

 

次に課金形式ですが、LinkedIn広告(リンクトイン広告)はクリック課金とインプレッション課金のどちらかを選択することができます。

クリック課金は1クリックあたりの金額を、インプレッション課金は1,000回広告が表示された場合の金額を指定します。

求人の応募や商品への問い合わせなどを獲得したい場合はクリック課金、認知を目的にする場合はインプレッション課金がおすすめです。

 

どちらの課金形式でも、広告主が指定した金額を付値と呼びます。

付値はテキスト広告というホーム画面の上部にテキストのみで表示される広告の場合は最低2ドル、フィードなどに表示されうスポンサードコンテンツでは広告のターゲットによって最低額が変動します。

なお、この付値は実際に広告主が支払う金額ではありません

付値と広告に対するスコアの掛け合わせにより広告同士のオークションを行い、勝利した広告が表示される仕組みになっています。

スコアは広告のクリック率や広告に対するユーザーの反応などから算出され、このスコアが高ければ高いほど、低い付値でオークションに勝つことができます。

実際に支払う金額は、オークションで勝ったときに次の順位だった広告にぎりぎり勝てる金額に調整されます

例えば、

 

<広告主A>

付値2ドル スコア10 掛け合わせた数値20

 

<広告主B>

付値5ドル スコア2 掛け合わせた数値10

 

のとき、オークションで勝つのは掛け合わせた数値の大きい広告主Aの方です。

この場合、広告主Aが支払う金額は、広告主Bの掛け合わせた数値10よりも大きい数値になる金額になります。

よって、

 

広告主Aが支払う金額×広告主Aのスコア10>広告主Bの掛け合わせた数値10

広告主Aが支払う金額>広告主Bの掛け合わせた数値10÷広告主Aのスコア10

広告主Aが支払う金額>1

 

よって1.1ドルが広告主Aが実際に支払う金額となります。

インターネット上の広告ではこのようにオークション形式で、指定金額が実際の支払う金額とは異なる広告があります。

例えばGoogleで検索した際に、結果画面に表示される広告などです。

これらの広告を運用したことのある人にとっては馴染みのある料金体系かと思いますが、固定での広告掲載しかご存じない方にとってはは分かりづらいかもしれません。

LinkedIn(リンクトイン)公式でオークションについて説明している動画がありますので、そちらを見るとイメージしやすいかと思います。

前編英語ですが、動画が分かりやすいので最後まで見てみると、LinkedIn広告(リンクトイン広告)の料金について大枠で理解できるのでおすすめです。

 

LinkedIn広告(リンクトイン広告)と他広告媒体の料金比較

LinkedIn広告(リンクトイン広告)の料金はGoogle検索の広告と料金の仕組み、オークションの仕組みが近いということを前述しましたが、違う点もあります。

それは付値(Google広告の場合は入札価格)の最低金額です。

Googleの広告の場合は1円から入札が可能で、LinkedIn広告(リンクトイン広告)では2ドル、つまり日本円では200円ほどが最低金額です(円ドル相場によって変動はあります)。

200倍の差があるわけです。

これではLinkedIn広告(リンクトイン広告)は費用が高いように感じてしまうかもしれません

しかし、そう単純に考えられるものではありませんので注意しましょう。

なぜなら競合となる広告主の数に違いがあるからです。

Googleの広告はかなり浸透していて多くの分野で利用されていますが、LinkedIn広告(リンクトイン広告)はまずLinkedIn(リンクトイン)のユーザーである必要がありますので、競合の数が少ないのです。

Googleの広告の場合は競合が多くなる可能性が高く、そこで広告を表示させようとすると入札価格を高くしなければならず、払う費用も高騰します。

一方で参入の少ないLinkedIn広告(リンクトイン広告)はそこまで競争が激しくなく、Googleで広告を出すよりも安く済ませられる可能性があるのです。

さらにLinkedIn(リンクトイン)はビジネス向けという点から、広告のターゲットがはっきりしている場合は、より効率よく広告を配信できるのです。

 

見た目の金額だけでLinkedIn広告(リンクトイン広告)の料金は高いと判断するのは早計です。

 

LinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用代行の紹介

LinkedIn広告(リンクトイン広告)の料金について説明してきましたが、なかなか慣れないと分かりづらく、苦手意識を持ってしまうのではないでしょうか?

そのようなときはLinkedIn広告(リンクトイン広告)の運用代行を利用するとよいでしょう。

インターネット広告の代理店で運用代行を受け付けていますので、そのような企業に問い合わせてみましょう。

またLinkedIn広告(リンクトイン広告)を採用活動目的で利用する場合は、広告代理店よりもLinkedIn(リンクトイン)の正規代理店の方が良いかもしれません。

正規代理店はLinkedIn広告(リンクトイン広告)だけでなく、LinkedIn(リンクトイン)を使った採用全般についての支援を行っています。

どちらにせよ運用代行を利用することで、より効率的にLinkedIn広告(リンクトイン広告)を運用してもらえます。

自社内で対応するリソースがない場合は利用を検討してみましょう。

 

参考)LinkedIn(リンクトイン)正規代理店

 

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